眠気。ただただ眠りを欲する。


刃を逸らす斥力は、日々を生きる意志力と同質であるから、ぶつけ合えば、あるいは、刃は潜る。


世界から救済の徴が訪れないことよりも、自らの無意識すら自らを放棄したことに絶望する。苦痛も、幸福も、何も夢に見れない。昼も、夜も、ただ日常の刺激に応答するだけの機械的な夢しか見られない。


寒い。きっと更に寒くなる。


かつて、小学生の頃に産み出した呪いを、思い出す。
「時が経てば、きっと踏み出せるよ」


冴えないやり方。わが涙は流れない。と言ってみる。


薄明かり。ハロゲンヒーター。少しだけ、書く喜び。