2013-01-01から1年間の記事一覧

建礼門院右京大夫集

われならで たれかあはれと みづぐきの あともし末の 世に伝はらば *くだきけるおもひの程の悲しきにかきあつめてぞさらに知らるゝ *

無題

書籍からの引用を手打ちするのが面倒で誰かがweb上に公開していやしないかと検索してみてそれを見つけ、この文章に着目するのだからこの人の感性を私は好めるのかもしれないと思いプロフィールを眺めてtwitterアカウントを見つけ、それを眺めてみたら慣れ親…

岩波文庫『眠られぬ夜のために』

私にとっては、寝る前のストレッチ、夜通し低音量で流すBGMと同じような効果をもつ一冊である。どれほどもこの本の精神に感能出来てはいないが、入眠効果の面で申し分ない。少なくとも今のバイオリズムには合っているらしい。 ●H・ロルムの詩(題名の表記な…

艦娘の誰が不人気であるか

これはPixivに投稿された画像を「◯◯(名前) 艦」の検索ワードで調査したものである。計測は2013年11月11日夜であるが、恐らく投稿数の多いタグについては計測中に若干増加しているものと思われる。すべて手動で調べたのでtypo等のミスが含まれる可能性があり…

「艦これ」が始められないんよ(´・ω・`)

あまり流行に乗った・乗り遅れたと気にしたくはないが、これに関しては参加する時期を見誤った後悔が微弱にある。ユーザー数は100万人を突破し、不確定情報だが登録待ちの数も数万~10万ほど居るらしい。先日の新規登録抽選にはリアルタイムで参加していたが…

経済的欠乏の形態で喉元に突きつけられた私の怠惰性は、はてな日記の広告色となって滴り落ちて私のメモワールを汚し続ける

有料会員になったら広告って消えるんだったかな?うーむ、ウザい。しかしブログに払う金など無い。

倦怠感(jpn),Malaise(eng),萎靡不振(weimibuzhen)

ここ最近、Nightcore音楽に凝っている……と呼べるほどの熱意もなく、今ひとつ物事に打ち込む気力が湧かないので"vivid"な刺激を求めてしまうだけだな。これはこれで稀にだが新しい楽曲との出会いがあるから全く収穫のない行為ではないが、しかしYouTubeの再生…

test

AAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA BBBBBBBBBBBBBB CCCCCCCCCCCCCCC DDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDD EEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEE test test test test test

フランス語楽曲メモ

【超有名どころ:CM等でお馴染み】 ● Michel Polnareff - Tout tout pour ma Chérie (邦題:シェリーにくちづけ) Intro:Tout tout pour ma chérie〜♪ ●France Gal - Poupée de cire, poupée de son (邦題:夢見るシャンソン人形) Intro:Je suis une poup…

《凱旋行進曲》についてのメモ

学生の時分から知っている、思い出深くて、また思い入れを抜きにしても好きな楽曲である。私の通った中学校では、音楽教師が好きだったのか理由はよく分からないが、1年に1度はこれを歌わされていたので、今でも大体の歌詞(日本語訳詞)は諳じることができ…

英語の詩

彌生書房「世界の詩」シリーズより。 ●ウィリアム・ワーズワース ◯ワイ河再訪に際し、ティンターン寺院の数哩上流で書いた詩章 ("Lines written a few miles above Tintern Abbey") より一部を抜粋。(全文だと長すぎる) もしこれが空しい信念にすぎないと…

フランス語の詩

彌生書房「世界の詩」シリーズより。●ランボー ◯『最高の塔の歌』 (Chanson de la plus haute tour)あらゆるものに縛られた 哀れ空しい青春よ、 気むずかしさが原因で 僕は一生をふいにした。心と心が熱し合う 時世はついに来ぬものか!(堀口大学の訳。有名…

絵本作家・いもとようこ

超有名人ですけどね。偶に名前を忘れるのでメモだけ。

中国の柚子と日本の柚子について

学名とか抜き出すの面倒なので、さらりと適当に書く。 ●現代中国における「柚子」は、日本における「ブンタン」であると思われる。見た目等の感覚情報と、検索する限りでは学名がブンタンのそれ。 ●古代中国の「柚子」って、現代日本における「柚子」と合致…

コケに関するメモ

●狭義のコケ(コケ植物)には三種が存在する。蘚類、苔類、ツノゴケ類である。広義のコケは、分類学上は大きく異る植物も含む。 ●コンクリ周りでよく見かけるコケは、「ギンゴケ」か「ホソウリゴケ」である(一例)…かな? ヒジキゴケの可能性もあるか? ●雨…

『コケの自然誌』を読んで

科学分野の一般向け啓蒙書は多々あるけれど、これほど見事に、ページを捲(めく)らせる本は稀有である。「ネイチャー・ライティング」と呼ばれるジャンルであるらしく、あるいはジャンルの持つ毛色なのかもしれない。科学ジャンルというより、ノンフィクショ…

種田山頭火『悲しき獣』

夜はかぎりなくしづみ 寒き闇果てもなうひろがりゆく 見よ獣うちかさなりて咬みあへりもとより囚はれたる獣なり かたみに傷つけたる獣なれば うめきつつ、うごめきつつかくて死にもせず かなしき獣は祈る 神とほく去り 幻影(まぼろし)はすでに消えたり い…

石川啄木の作品より気に入ったものメモ

● 「さばかりのことに死ぬるや」 「さばかりの事に生くるや」 止せ止せ問答 ●非凡なる人のごとくにふるまへる 後のさびしさは何かたぐへむ ●邦人の顔たへがたく卑しげに 目にうつる日なり家にこもらむ ●我時々見知らぬものに誘はれて曠野の中に捨てられて泣…

寺山修司の作品より気に入ったものメモ

あんまり見当たらないのだけどね。 ●とびやすき葡萄の汁で汚すなかれ虐げられし少年の詩を ●かくれんぼの鬼とかれざるまま老いて誰をさがしにくる村祭 ●人生はただの一問の質問にすぎぬと書けば二月かもめ

中国語における調理法表記(烤,烧の違いなど)

ボカロ曲の歌詞をつらつら眺めていたら"烧鸭濑"と云う料理名を見つけ、ふと "烤鸭"と"烧鸭"の違いが気になった。 http://asiangour.web.fc2.com/pickup/vari_china3.html http://www.suisui.ne.jp/~gsk/ryouri=namae.html これらの説明を信じるなら、"烤"は…

坂東眞理子『愛の歌 恋の歌』

●否といへど 強ふる志斐(しい)のが強ひかたり この頃聞かずてわれ恋ひにけり (持統天皇。) ◯否と言へど 語れ語れと詔(の)らせこそ 志斐いは奏(まを)せ 強語(しひがたり)と詔(の)る (志斐嫗。) ●降る雪はあはにな降りそ吉隠(よなばり)の猪養(いかひ)の岡…

『閑吟集』より抜粋

ワイド版岩波文庫のそれを眺めつつ。あ、検索していたら、こゆ文章も見つけた。いずれ読もう。 ■真名序より 嗟嘆之不足、永歌之。 詠歌之不足、不知手之舞足之蹈之也。 治世之音安以樂、其政和。 亂世之音怨以怒、其政乖。 正得失動天地感鬼神、莫近於詩。 …

漱石の漢詩は「無題」ばかりで困る

神山睦美『漱石の俳句・漢詩』を手に取る。あ、原文を探していたら、笠間書店のサイトに載っている目次を見つけた。 _______「無題」※訓讀縹渺玄黄外 死生交謝時 寄託冥然去 我心何所之 帰来覓命根 杳窅竟難知 孤愁空遶夢 宛動蕭瑟悲 江山秋已老 粥薬…

p3工藤元男『中国古代文明の形成と展開』

早稲田大学オンデマンド授業のレジュメを書籍形式に纏めたもの、とのこと。端的に言えば、黒板に書かれた内容をそのまま本にした風であるっと。あまり見ない形式だったので思わず借りた。残念なことにAma.だと少々お高い……。

岡田保造『魔よけ百科・世界編』

金曜ロードーショーの「ハリポタ祭」を観ていたら、ファンタジックな諸諸に対する興味が沸いたらしい。 ■ゲーン(あるいはサン、サングヮー) ススキ様(よう)の葉を輪結びしたもの。 ■石敢當、ヒンプン ■鬼門櫓 鬼門である東北方向の角を削った建築様式。 ■…

三岸節子の描く「花」が少し気になる

野暮用で図版形式の美術全集を眺めていた時に、ちらと目についた。記憶違いでなければ三岸節子_氏で合っているはずだ。恐らく…これかな? ん〜画像が小さいので今ひとつ感動を覚えないなぁ。 最寄りの市立図書館で氏の作品集などを探してみたが、あまりパッ…

与謝野晶子の作品から私好み?なもの抜粋

■髪五尺ときなば水にやはらき少女(おとめ)ごころは秘めて放たじ ■水浴みては溪の星かげ髪ほすと君に小百合の床をねだりし ■戸に隱れわと啼く能(よ)う化けし狐と誉めぬ春の夜の家 ■やはらかき(少女)が胸の春草に飼はるるわかき駒とこそ思へ ■くちびると両手に…

洛天依楽曲《港式茶座》の歌詞に出てくる単語についてのメモ

まあ単なるメモ書きとリンク集である。●「茶餐厅」jawp 軽食の充実した長時間営業の喫茶店といったところか。日本でも"名古屋式喫茶店"みたいに特殊化した事例はあるな。 ●「蛋挞」 "挞"は本来"鞭うつ"の意味であるが、ここではタルトの音訳に当てられただけ…

”闌珊”と云う語がよく分からない

無論 単語の意味=語義が分からないのではなく、字義の組み合わせと語義が全く一致しない風に思われるのだ。 "珊"の字を用いた最も一般的な語彙である"珊瑚"は、一説によると古ペルシャ語の音訳であるとも言われる(sanga=石)。しかし『説文解字』(後漢)の時…

文章『日韓請求権並びに経済協力協定』に関するメモ

http://www.ioc.u-tokyo.ac.jp/~worldjpn/documents/texts/JPKR/19650622.T9J.html 第三条1 この協定の解釈及び実施に関する両締約国の紛争は、まず、外交上の経路を通じて解決するものとする。2 1の規定により解決することができなかつた紛争は、いずれ…