2014-01-01から1年間の記事一覧

眠気。ただただ眠りを欲する。 刃を逸らす斥力は、日々を生きる意志力と同質であるから、ぶつけ合えば、あるいは、刃は潜る。 世界から救済の徴が訪れないことよりも、自らの無意識すら自らを放棄したことに絶望する。苦痛も、幸福も、何も夢に見れない。昼…

岩波文庫『ドイツ名詩選』を読んで

原文と翻訳がWEB上に転がっていそうなものはタイトルのみ記録。●ゲーテ ○至福の憧れ(Selige Sehnsucht) ○見るために生まれ(Zun Sehen geboren)●ヘルダーリン ○ヒュペーリオンの運命の歌●ヘッセ ○曠野の狼(Steppenwolf) (『危機』(1928)収録。同名小説も存在…

T・S・エリオットの詩

彌生書房・世界の詩43『エリオット詩集』より ●「アルフレッド・ブルーフロックの恋歌」の序文われもし、わが答えの、ふたたび世に帰りゆく人に 聞かるるものと思わば、この焔は静まりて、 また、ゆらぐことなからん。されど、わが聞くところ真ならば、 この…