2013-08-01から1ヶ月間の記事一覧

『閑吟集』より抜粋

ワイド版岩波文庫のそれを眺めつつ。あ、検索していたら、こゆ文章も見つけた。いずれ読もう。 ■真名序より 嗟嘆之不足、永歌之。 詠歌之不足、不知手之舞足之蹈之也。 治世之音安以樂、其政和。 亂世之音怨以怒、其政乖。 正得失動天地感鬼神、莫近於詩。 …

漱石の漢詩は「無題」ばかりで困る

神山睦美『漱石の俳句・漢詩』を手に取る。あ、原文を探していたら、笠間書店のサイトに載っている目次を見つけた。 _______「無題」※訓讀縹渺玄黄外 死生交謝時 寄託冥然去 我心何所之 帰来覓命根 杳窅竟難知 孤愁空遶夢 宛動蕭瑟悲 江山秋已老 粥薬…

p3工藤元男『中国古代文明の形成と展開』

早稲田大学オンデマンド授業のレジュメを書籍形式に纏めたもの、とのこと。端的に言えば、黒板に書かれた内容をそのまま本にした風であるっと。あまり見ない形式だったので思わず借りた。残念なことにAma.だと少々お高い……。

岡田保造『魔よけ百科・世界編』

金曜ロードーショーの「ハリポタ祭」を観ていたら、ファンタジックな諸諸に対する興味が沸いたらしい。 ■ゲーン(あるいはサン、サングヮー) ススキ様(よう)の葉を輪結びしたもの。 ■石敢當、ヒンプン ■鬼門櫓 鬼門である東北方向の角を削った建築様式。 ■…

三岸節子の描く「花」が少し気になる

野暮用で図版形式の美術全集を眺めていた時に、ちらと目についた。記憶違いでなければ三岸節子_氏で合っているはずだ。恐らく…これかな? ん〜画像が小さいので今ひとつ感動を覚えないなぁ。 最寄りの市立図書館で氏の作品集などを探してみたが、あまりパッ…

与謝野晶子の作品から私好み?なもの抜粋

■髪五尺ときなば水にやはらき少女(おとめ)ごころは秘めて放たじ ■水浴みては溪の星かげ髪ほすと君に小百合の床をねだりし ■戸に隱れわと啼く能(よ)う化けし狐と誉めぬ春の夜の家 ■やはらかき(少女)が胸の春草に飼はるるわかき駒とこそ思へ ■くちびると両手に…

洛天依楽曲《港式茶座》の歌詞に出てくる単語についてのメモ

まあ単なるメモ書きとリンク集である。●「茶餐厅」jawp 軽食の充実した長時間営業の喫茶店といったところか。日本でも"名古屋式喫茶店"みたいに特殊化した事例はあるな。 ●「蛋挞」 "挞"は本来"鞭うつ"の意味であるが、ここではタルトの音訳に当てられただけ…