5/11 CG抽象画は結構死んでるかも分からんね

http://www.webdesignerdepot.com/2009/01/40-amazing-3d-fractals-using-apophysis/
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pixivで「apophysis」タグを見かけたのでググってみたのだが、凄いの一言。いや、ま、フラクタル図形は知ってるし、恐らくこゆツールがあるだろうってのは想像の範囲内である。でも、実際に目の当たりにしてみると、思うところはあるわな。つい先日、瀧口修造の特集を読んだ身からすれば「オートマチスム(オートマティスム)はCom.という新しい次元を手にしたのだ!!」とか思ってしまうわな。

リアル絵画としては、面白いマチエールをプログラムで作り出せるのかって問題や、塗布まで機械化するのはコストが高すぎるだろうって壁がある。彫刻・オブジェとしては、コストさえ解決できれば、それなりにアリかも分からんね(※0)。で、CGレベルに限って言えば、数学的・プログラミング的なセンスとツールを使いこなす知恵、そして創作家としての眼力が備わっていれば、普通に「作品」になるんじゃないかな。今の時点でもそゆプロは居る、のかな?


もち、「人間的で温かみのある抽象画」といった、数式化し辛い部分は、当面のところ手工業の独壇場が続くだろう。今のところは、な。

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※0
フラクタル図形に限って話を展開してるわけじゃないので悪しからず。数学的に記述可能な計算式を用いた、非人間的手法による芸術表現くらいの意味で考える。オートマチスムの延長線上。