2012-07-19から1日間の記事一覧

蘇軾「聚星堂の雪」※清詩ではないので追補として

「聚星堂雪」は禁体詩、事物を直接的に書くことを禁じた表現法に基づく詩である。 "雪"を間接的に表す技巧もさる事ながら、締めの一言に心痺れる。 白戦不許持寸鉄 (白戦 寸鉄を持するを許さず) 殴り合い、つまりは詩と詩のぶつかり合いである。禁体で表現…

『漢詩大系 清詩選』を読んでの備忘録

「遺懐雑詩」袁枚 人言晩景佳 恰比少時好 我意道不然 行楽還須早 〜中略〜 生長富貴家 一日抵両日 人は言ふ晩景の佳しを 恰(あたか)も少時に比して好しと 我は意(おも)う道然(しか)ら不 行楽は還(ま)た須(すべから)く早かるべし 〜〜 富貴の家に生長せば 一…