『人は歌い人は哭く大旗の前 漢詩の毛沢東時代』を読んでの備忘録

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作 李荒芜、題は未確認 P66

>老病无生趣 真成木乃伊
>懒吃三顿饭 怕写一行诗
>世事由他去 平生只自知
>但求归八宝 斩断藕千丝

老病に生の趣き無く、真に木乃伊と成れり
三頓の飯を喫するも懒(ものう)く、一行の詩を写すも怕(おそ)る
世事は他に由(まか)せん、平生 只(ただ)自ら知るのみ
但(ただ)求む八宝に帰して、藕(はちす)の千絲を斬断せんことを

「八宝」は八宝山、北京郊外の共同墓地を指す。
「藕千丝」は蓮根の繊維からの連想で「しがらみ」を指す。
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