石川啄木の作品より気に入ったものメモ

● 「さばかりのことに死ぬるや」 「さばかりの事に生くるや」 止せ止せ問答 ●非凡なる人のごとくにふるまへる 後のさびしさは何かたぐへむ ●邦人の顔たへがたく卑しげに 目にうつる日なり家にこもらむ ●我時々見知らぬものに誘はれて曠野の中に捨てられて泣…

寺山修司の作品より気に入ったものメモ

あんまり見当たらないのだけどね。 ●とびやすき葡萄の汁で汚すなかれ虐げられし少年の詩を ●かくれんぼの鬼とかれざるまま老いて誰をさがしにくる村祭 ●人生はただの一問の質問にすぎぬと書けば二月かもめ

中国語における調理法表記(烤,烧の違いなど)

ボカロ曲の歌詞をつらつら眺めていたら"烧鸭濑"と云う料理名を見つけ、ふと "烤鸭"と"烧鸭"の違いが気になった。 http://asiangour.web.fc2.com/pickup/vari_china3.html http://www.suisui.ne.jp/~gsk/ryouri=namae.html これらの説明を信じるなら、"烤"は…

坂東眞理子『愛の歌 恋の歌』

●否といへど 強ふる志斐(しい)のが強ひかたり この頃聞かずてわれ恋ひにけり (持統天皇。) ◯否と言へど 語れ語れと詔(の)らせこそ 志斐いは奏(まを)せ 強語(しひがたり)と詔(の)る (志斐嫗。) ●降る雪はあはにな降りそ吉隠(よなばり)の猪養(いかひ)の岡…

『閑吟集』より抜粋

ワイド版岩波文庫のそれを眺めつつ。あ、検索していたら、こゆ文章も見つけた。いずれ読もう。 ■真名序より 嗟嘆之不足、永歌之。 詠歌之不足、不知手之舞足之蹈之也。 治世之音安以樂、其政和。 亂世之音怨以怒、其政乖。 正得失動天地感鬼神、莫近於詩。 …

漱石の漢詩は「無題」ばかりで困る

神山睦美『漱石の俳句・漢詩』を手に取る。あ、原文を探していたら、笠間書店のサイトに載っている目次を見つけた。 _______「無題」※訓讀縹渺玄黄外 死生交謝時 寄託冥然去 我心何所之 帰来覓命根 杳窅竟難知 孤愁空遶夢 宛動蕭瑟悲 江山秋已老 粥薬…

p3工藤元男『中国古代文明の形成と展開』

早稲田大学オンデマンド授業のレジュメを書籍形式に纏めたもの、とのこと。端的に言えば、黒板に書かれた内容をそのまま本にした風であるっと。あまり見ない形式だったので思わず借りた。残念なことにAma.だと少々お高い……。

岡田保造『魔よけ百科・世界編』

金曜ロードーショーの「ハリポタ祭」を観ていたら、ファンタジックな諸諸に対する興味が沸いたらしい。 ■ゲーン(あるいはサン、サングヮー) ススキ様(よう)の葉を輪結びしたもの。 ■石敢當、ヒンプン ■鬼門櫓 鬼門である東北方向の角を削った建築様式。 ■…

三岸節子の描く「花」が少し気になる

野暮用で図版形式の美術全集を眺めていた時に、ちらと目についた。記憶違いでなければ三岸節子_氏で合っているはずだ。恐らく…これかな? ん〜画像が小さいので今ひとつ感動を覚えないなぁ。 最寄りの市立図書館で氏の作品集などを探してみたが、あまりパッ…

与謝野晶子の作品から私好み?なもの抜粋

■髪五尺ときなば水にやはらき少女(おとめ)ごころは秘めて放たじ ■水浴みては溪の星かげ髪ほすと君に小百合の床をねだりし ■戸に隱れわと啼く能(よ)う化けし狐と誉めぬ春の夜の家 ■やはらかき(少女)が胸の春草に飼はるるわかき駒とこそ思へ ■くちびると両手に…

洛天依楽曲《港式茶座》の歌詞に出てくる単語についてのメモ

まあ単なるメモ書きとリンク集である。●「茶餐厅」jawp 軽食の充実した長時間営業の喫茶店といったところか。日本でも"名古屋式喫茶店"みたいに特殊化した事例はあるな。 ●「蛋挞」 "挞"は本来"鞭うつ"の意味であるが、ここではタルトの音訳に当てられただけ…

”闌珊”と云う語がよく分からない

無論 単語の意味=語義が分からないのではなく、字義の組み合わせと語義が全く一致しない風に思われるのだ。 "珊"の字を用いた最も一般的な語彙である"珊瑚"は、一説によると古ペルシャ語の音訳であるとも言われる(sanga=石)。しかし『説文解字』(後漢)の時…

文章『日韓請求権並びに経済協力協定』に関するメモ

http://www.ioc.u-tokyo.ac.jp/~worldjpn/documents/texts/JPKR/19650622.T9J.html 第三条1 この協定の解釈及び実施に関する両締約国の紛争は、まず、外交上の経路を通じて解決するものとする。2 1の規定により解決することができなかつた紛争は、いずれ…

2*「白馬事件」と云う出来事も有る

白馬事件

公的文章『いわゆる慰安婦問題について』に関するメモ

http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/taisen/pdfs/im_050804.pdf (1)慰安所設置の経緯 >各地における慰安所の開設は当時の軍当局の要請によるものであるが〜〜 (6)慰安所の経営及び管理 >慰安所の多くは民間業者により経営されていたが、一部地域においては、…

岡田英弘 氏の著作が興味深い

岡田英弘『中国文明の歴史』(講談社現代新書)はとても"精力的"な魅力溢れる一冊だなと感じました。反面で、何処まで記述を信用してよいものか、今の私には確信が持てない部分も多いなと。

東洋文庫『催馬楽』より

末尾の番号は書籍内の掲載順を示す。 ●我門・12 わがかどに わがかどに うはものすそぬれ したものすそぬれ あさなつみ ゆふなつみ あさなつみ あさなつみ ゆふなつみ わがなを しらまくほしからば みそのふの みそのふの みそのふの みそのふの あやめのこ…

北京市と天津市に挟まれた飛び地の所属は

河北省廊坊市 だよな恐らく。飛び地の中央に位置する大厂回族自治县は廊坊市の下位に在る。

中国人が現実的だと云う通説?があるけれど

>「(現代でも占いが流行るのだから古代だと信じて当然ですよね〜と云う文章を受けて) 中国古代の人々も、またその点では同じであった。中国の人々は、どの民族よりも占う心がより強かったと思われるところがある。現実主義的な生活意識が、占う心をより強く…

告(gao)をguoに間違えがちである

国(guo)を間違えることは無い様に思われるのだが、告(gao)については頻繁に間違えている。あまりに根深いので、常用漢字の「コク」について少し纏めておく。 ●「克」(呉漢:コク)⇔ch:ke/粵:hak ●「国」(呉漢:コク)⇔ch:guo/粵:gwok ●「告」(呉漢:コク/コウ)⇔ch…

”思春期”の語源について

この"思春期"と云う語はよくよく眺めると不思議な風合いをしている。少し艶っぽい響きが有るのだよね。そしてまた、言葉の成り立ちが不明瞭でもある。軽く検索する限りでは出てこない。

装丁絵師・初山滋

昭和初期の書籍を眺めていたら、モノクロで比較的単純な線と面で構成されているにも関わらず目を惹くホオズキの挿絵を見つける。絵を手がけた人物は「初山滋」とある。有名人であるから画像検索にも出てくるのだが、軽く書籍検索をかけると最寄の図書館に別…

絵本作家・永田萌

永田萌 ああ、このvividな色彩はカラーインクに拠るものなのね。

私がウンカだと思っていた虫はヨコバイであった

雲霞(うんか)について調べた際に、雲霞=気候と浮塵子=虫が別概念であることに気づく。ああてっきり、「雲霞の如く数が多い虫」が縮まっているのとばかり。 この浮塵子(うんか)と云う単語は特定の生物種を指すのではなくて、要はある種の害虫を総称した言葉で…

洛天依オリジナル曲《幻想千年奏》の歌詞で挙げられている名詞について

http://www.bilibili.tv/video/av319097/ この曲は大陸界隈でもさほど愛好されている感じを受けないのだけど、個人的には好んでいる。基本的に歌詞は東方Project作品のキャラクタ(のスペルカード?)に由来していますし、また擬古文的な文章ですから意味を把握…

フランス現代作家絵画集『アール・ヴィジョン・ア・パリ』シリーズ

●2巻 ジャン・カルズー あまり好きな画風ではないが、とても印象に残る。昔に美術展図録で見かけたかも。 ●3巻 ミッシェル・アンリー "ミッシェル・アンリ"表記の方が多いかもしれない。彼の描く花はとても好きだな。この巻だけは手元に持っている。 ●9巻 ポ…

甲斐庄楠音

甲斐庄楠音(かいのしょうだおと)。なるほど、デロリである。 榊原紫峰の実弟とアッー!関係であった疑惑があるらしいが特に関心はない。榊原紫峰の名前が出たから記憶に残った。

あめつちの詞

ついつい、「あめつちのうた」と誤記憶してしまう。

フランス画家の色彩感覚が好きかも

前述のポール・ギアマンで書籍検索していたときに、『アール・ヴィジョン・ア・パリ』シリーズは一冊持っていたなと思い出す。「3巻 ミッシェル・アンリー」である。偶然一冊のみ手に入れたものだからシリーズ全体を意識したことはなかった(のかな?)。日本人…

Paul Guiramand

Paul Guiramandもしくはポールギアマン。色彩感覚が素晴らしい。